延暦寺根本中堂
えんりゃくじこんぽんちゅうどう
概要
延暦寺根本中堂 一棟
根本中堂は延暦年間(七八二~八〇六)延暦寺創建とともに造られ、もとは小規模な堂三棟であったが、のちこれを合わせて一棟の根本中堂とした。現在の根本中堂は寛永十七年(一六四〇)の再建で、その後約三、四十年ごとに修復を加え、栩葺の葺替及び柱根継そのほかを行っている。桁行十一間、梁間六間の宏大な堂宇で、和様からなる。内外陣の境を設け、外陣は礼堂として板敷きであるのに対し、内陣は土間としている。内陣の中央に瑠璃壇、向かって左に祖師壇、右に毘沙門壇を配し、ともに禅宗様風の須弥壇上に宮殿をおいている。これらも中堂と同時の作である。この建物は天台宗本堂形式を伝える代表的な遺構の一つとして、文化史的意義が深い。なお中堂の廻廊(重要文化財)も同時に造られたものである。
【引用文献】
『国宝事典[第四版]』(便利堂 二〇一九年)
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