囲碁観瀑図屏風

いごかんばくずびょうぶ

概要

囲碁観瀑図屏風

いごかんばくずびょうぶ

絵画 / 室町

伝狩野元信筆

室町時代・16世紀

紙本墨画淡彩

各162.0×347.5

6曲1双

重要美術品

 向かって右側の屏風に碁(ご)を打つ人を、左側の屏風に滝とそれを眺める人を描いています。ふたつの画面につながりや関連性は見られないので、別々に描かれたものがいつしか一対のものとして伝わったようです。
 それでは右側の屏風から見ていきましょう。
 水辺の伸びやかな風景のなか、画面中央に碁盤をはさんで向き合う人物、山仕事の帰りでしょうか大きな柴の束をかたわらに置き観戦している人物が描かれています。画面右では橋を渡って、お供をつれた人がやってきました。碁を打つ人の友人でしょうか。画面左では茶や菓子の用意が整っているようです。わいわいがやがや、楽しそうですね。
 左側の屏風は、雪が降り積もる山中の景色。画面右端に高い崖から流れ落ちる滝、画面左端に家の中からそれを眺める人物が描かれています。滝つぼのあたりは水煙がけぶっていて、ごうごうという音まで聞こえてきそうです。よく見ると、画面左端の下に、大きな笠をかぶり雪仕度をした人物がお供をつれて歩いています。おそらく、滝を眺める人物をたずねてきたのでしょう。
 絵の中の人物の気持ちになって大自然のなかで、気の置けない友人と過ごす時間を味わってみてください。

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