虎嘯生風図
こしょうせいふうず
概要
赤い舌を覗かせた虎が、首をひねり、目を見開いて上の方を見ています。その後ろでは、松の枝が空中に浮かんでいるように見えます。古くから、虎は風を操るといわれています。空に向かって吼えた虎が、大きな風を巻き起こし、松の枝さえ折れて飛んでいってしまったのでしょうか。よく見ると背景には、巻き起こる風を表したようなカーブした線も見られます。いっぽう、虎の毛並みはあくまでリアルで、まるで触ったときの柔らかさまで想像できるような緻密なタッチで描かれています。作者の円山応挙は江戸時代中期に京都で活躍した画家で、自然観察を大切にしていました。
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