柄鏡 南天に若松文

えかがみ なんてんにわかまつもん

概要

柄鏡 南天に若松文

えかがみ なんてんにわかまつもん

金工

銘:松橋藤原正重

1791

銅/鋳造

L.216mm, Dm.123mm, T.3mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

柄鏡は、主に青銅(銅と錫の合金)で作られた、持ち手の付いた円形の鏡である。室町時代にうまれた柄鏡は、それまで使われていた円鏡や方鏡よりも機能的であり、江戸時代には化粧文化や装いの文化の発展の中で、化粧の道具や婚礼道具のひとつとして庶民の間で普及した。鏡面は錫アマルガム(錫と水銀の合金)が塗られ良く映ったが、しばらく使うと曇っていくことから定期的に職人(鏡研ぎ)による磨き直しが必要だった。背面は文様や図柄が施され、特に江戸時代には鏡の大型化が進み、背面全体に絵画的文様が施された。用いられた意匠は様々で、鶴亀や松竹梅などの吉祥文をはじめ、動植物や人物・山水図・家紋などがある。南天文は、江戸元禄初期頃から鏡によく使われた文様のひとつである。南天は毒を消す木として「難を転じる」という語呂合わせから、おめでたい文様として好まれた。

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