万祝用型紙 浦島
まいわいようかたがみ うらしま
概要
万祝用型紙 浦島
まいわいようかたがみ うらしま
和紙/突彫
彫り寸法:1: L.423mm, W.317mm / 2: L.422mm, W.316mm / 3: L. 478mm, W.209mm / 4: L.764mm, W.394mm / 5: L.767mm, W.405mm / 6: L.770mm, W.407mm / 7: L.670mm, W.394mm / 8: L.478mm, W.221mm
国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館
和紙に柿渋で防水加工を施し、文様を彫り抜いた染色用の型である。型染する際には紙を使って生地の上に糯米の糊を置き、染め上がったら糊を洗い流す。こうすると糊を置いた部分が防染されて、文様が白く染め残るのである。江戸小紋や型友禅のほか、中形(ちゅうがた)と呼ばれる木綿浴衣地に模様を付けるためにも使われた。通常は一枚の型紙を順次移動して一反分の連続模様をつけるが、二枚以上の型紙を組み合わせて使うこともある。文様の彫り方としては、突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法が用いられる。これらの型紙は、ほとんどが伊勢湾沿岸の白子(しろこ)、寺家(じげ)一帯で作られており、一般に「伊勢型紙」として知られている。万祝は、関東から東北にかけての太平洋沿岸で、漁師が着用した祝着。万祝とは大漁祝いのことだが、漁船の船主が祝いの品として漁師に配った半纏も万祝と呼ばれるようになった。江戸の文化期(1804–1818)から昭和30年代まで続いた風習という。背中には船主の家紋や船印を、また裾には波文様のほか、カツオやイワシ、鶴亀、唐子など縁起の良い文様が施される。万祝を着て神社に参拝することが漁師の誇りであったという。
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