型紙 七宝文

かたがみ しっぽうもん

概要

型紙 七宝文

かたがみ しっぽうもん

その他

和紙/道具彫

彫り寸法:L.233mm, W.412mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

和紙に柿渋で防水加工を施し、文様を彫り抜いた染色用の型である。型染する際には紙を使って生地の上に糯米の糊を置き、染め上がったら糊を洗い流す。こうすると糊を置いた部分が防染されて、文様が白く染め残るのである。江戸小紋や型友禅のほか、中形(ちゅうがた)と呼ばれる木綿浴衣地に模様を付けるためにも使われた。通常は一枚の型紙を順次移動して一反分の連続模様をつけるが、二枚以上の型紙を組み合わせて使うこともある。文様の彫り方としては、突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法が用いられる。これらの型紙は、ほとんどが伊勢湾沿岸の白子(しろこ)、寺家(じげ)一帯で作られており、一般に「伊勢型紙」として知られている。七宝とは、同じ大きさの円の弧を四分の一ずつ重ねた連続文様。「しっぽう」の呼び名は四方からきたものという。元来、七宝とは金、銀、瑠璃、瑪瑙、真珠、硨磲(白珊瑚)、玻璃(水晶)など七つの宝のことを意味するが、この形は単独で宝尽しのひとつとしても使われる。

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