ひげ徳利
概要
男性の顔面をかたどった浮彫装飾を首部に、紋章を胴部に貼り付けた赤褐色の徳利。男性は立派な髭をたくわえており、さらに紋章はヨーロッパ地域のものと考えられるが、どこの紋章かは明らかでない。本作品はドイツのライン川流域の窯場で焼かれた酒瓶に着想を得て、19世紀以降の日本で製作された「ひげ徳利」と称される作品群の一つである。把手の下には、亀甲型の銘印「讃窯」が捺されているが、これは天保3年(1832)、高松藩に招かれた 京焼の陶工・仁阿弥道八が開いた陶窯のものである。その意匠から、酒宴に異国情緒をもたらしたことは想像に難くない。
【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】
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