透鐔 源氏香文

すかしつば げんじこうもん

概要

透鐔 源氏香文

すかしつば げんじこうもん

金工 / 江戸

無銘 天法

江戸時代後期

丸形、鉄鍛地に刻印

L.84mm, W.83.5mm, T.5mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

鐔[つば]は、柄[つか]を握る手を保護するため、柄と刀身[とうしん]の間にとりつける刀[とう]装具[そうぐ]のひとつである。重心を安定させ刀身とバランスを取る役割もあり、刀剣が生まれた古墳時代より、使用時には鐔が必ず付けられた。武器である刀剣に欠かせない実用品ながら、平和な時代には装身具のひとつと捉えられ、限られた空間に細緻[さいち]な意匠を施す工芸品として発展した。源氏香文とは、香を焚くことは古代から行われていたが、江戸時代には香道が大名や町人にも広まり、「源氏香」が流行した。これは5種類の香を一種5包ずつ25包にし、その中の5包を焚いて香りを当てる遊びである。縦線5本を横線で繋いだ52種類の符号があり、それぞれに源氏物語五十四帖から名前がつけられている。形の面白さから様々な文様に取り入れられた。

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