雄鶏文経絣肩掛
おんどりもんたてがすりかたかけ
概要
インドネシアでは絣以外にも、バティックと呼ばれる蝋糊染や絞り染など様々な染織品があるが、これらはどれもその大半が伝統的な衣装のために作られたものである。各部族により、衣装の形や着用の方法は異なり、また性別や階級によっても異なるが、基本的には腰に巻く布と上半身を覆う布の二部形式である。上半身は元来は裸が基本であり、正装の際には男女ともにスレンダン(selendang)と呼ばれる肩掛を付ける。また女性は細長い布を胸に巻いて胸当とした。バリ島の東南には、ヌサ・テンガラ諸島と呼ばれる大小様々の島がある。その中でも特に東部に位置するスンバ島やフローレス島では、原始的ないざり機と天然染料を使用し、今でも美しい経絣が作られている。スンバ島に住むスンバ族は、祖先崇拝とアニミズムに基づく独自の土着文化をもち、織られる絣も他の部族のものとはかなり異なっている。文様には、馬、鹿、猿、蠍、海老などの動物文や人物文の他にオランダの紋章も使われている。また木の台の上に頭蓋骨を並べた首架紋は、スンバ族の首狩の風習を示すものである。茜や蘇芳を使用した多色の絣は、支配階級のもので、藍染の絣は平民の間で使われた。
雄鶏文経絣肩掛をもっと見る
国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館をもっと見る
所蔵館のウェブサイトで見る
国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs