更紗布 戦士に唐草文

さらさぬの せんしにからくさもん

概要

更紗布 戦士に唐草文

さらさぬの せんしにからくさもん

染織

木綿/型染

L.213mm, W.357mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

型染は、文様を染める際に、紙、木、金属などの型を用いる染色法で、同じ文様をくり返し置いて量産できるのが特徴である。歴史的に、古くは正倉院宝庫にある夾纈[きょうけつ]、﨟纈[ろうけつ]などがあるが、日本では特に型紙と防染糊を使う型染が非常に発達した。小紋、更紗、型友禅、紅型や中形はその代表例である。鎌倉時代には、型紙を用いて生地の上に防染糊を置き藍液に浸けて文様を染め出す手法の最古の例として、春日大社にある籠手の家地[いえじ]が残っている。江戸時代には型紙による型染が華々しく発展し、ほとんどの型紙が伊勢の白子・寺家一帯で作られた(当館カタログ『染のかたがみー文様の展開ー』を参照)。代表的な藍型紙といえば、やはり中形であろう。中形とは、本来、大紋(大形)ー中形ー小紋とある中で、中位の文様といった意味からつけられた名称である。だが、中形は浴衣に多く用いられたため、現在では、文様の大小にかかわらず、浴衣地を中形と呼んでいる。大胆な唐草文様が染め抜かれた夜具地も藍染型の典型である。特に大柄なものは、蒲団地、油単、風呂敷等にも多く使われた。布地は厚いものが使われ、片面糊置のため、裏は藍無地である。文様は、鶴と亀、またはその他の吉祥文と唐草の組合わせなどがあり、結婚や祝事の際に用いられた。

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