鐔 車文

つば くるまもん

概要

鐔 車文

つば くるまもん

金工 / 江戸

無銘

江戸時代前期~中期

丸形、鉄鍛地

L.96mm, W.97mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

鐔[つば]は、柄[つか]を握る手を保護するため、柄と刀身[とうしん]の間にとりつける刀[とう]装具[そうぐ]のひとつである。重心を安定させ刀身とバランスを取る役割もあり、刀剣が生まれた古墳時代より、使用時には鐔が必ず付けられた。武器である刀剣に欠かせない実用品ながら、平和な時代には装身具のひとつと捉えられ、限られた空間に細緻[さいち]な意匠を施す工芸品として発展した。車文は、平安時代の貴族が乗り物として牛に曳かせた御所所の車輪を文様にしたもの。源氏絵に多く見られることから「源氏車」とも呼ばれる。乾燥を防ぐため、車から車輪だけはずして川に浸したといい、その様子を描いた流水に車の文様は「片輪車」と呼ばれる。

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