染付鼓に扇面文蕎麦猪口(右)
そめつけつづみにせんめんもんそばちょく
概要
猪口は、そばのだし汁、水呑、湯呑、酒杯、また、あえ物などを盛る向付として使われていた多目的食器で、17世紀初頭から有田地方で焼かれていた磁器であり、伊万里の港から全国に出荷されていた。そのほとんどに染付が施され、工人たちの創造力を反映している。来客、年中行事や婚礼の祝儀の際に用いられた数物であり、日頃は大切にしまわれていた。鼓は木製の胴の両端に、円形の枠に張った革を紐で取り付けて使用する打楽器で、能楽や歌舞伎で使われる。紐は音色を整えるために重要で、調と呼ばれるが、文様として描かれる際にも全体に動きを与える役割を果たしている。扇は日本人の発明と云われ、平安時代には檜扇が宮廷で用いられていたことが知られている。扇はその形から、末広がりで、発展、繁栄、運勢の広がりをあらわす縁起のよい吉祥文として多くの工芸品に施された。
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