型紙 縞地に螢文

かたがみ しまじにほたるもん

概要

型紙 縞地に螢文

かたがみ しまじにほたるもん

その他

和紙/突彫

彫り寸法:L.300mm, W.375mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

和紙に柿渋で防水加工を施し、文様を彫り抜いた染色用の型である。型染する際には紙を使って生地の上に糯米の糊を置き、染め上がったら糊を洗い流す。こうすると糊を置いた部分が防染されて、文様が白く染め残るのである。江戸小紋や型友禅のほか、中形(ちゅうがた)と呼ばれる木綿浴衣地に模様を付けるためにも使われた。通常は一枚の型紙を順次移動して一反分の連続模様をつけるが、二枚以上の型紙を組み合わせて使うこともある。文様の彫り方としては、突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法が用いられる。これらの型紙は、ほとんどが伊勢湾沿岸の白子(しろこ)、寺家(じげ)一帯で作られており、一般に「伊勢型紙」として知られている。縞とは、縦または横方向に直線に近い筋をあらわした文様のこと。日本では縞模様は筋と呼ばれていたが、桃山時代に南方諸島からもたらされた織物を「島渡り」「嶋物」と呼ぶようになり、「縞」の字が使われるようになった。特にインド東海岸のサントメ港[St. Thomas]から舶載された縞木綿は「棧留縞」と呼ばれ、それから「唐棧」[外国から来た縞木綿の意味]という言葉も生まれたのである。また茶碗や片口など陶磁器では、縦に縞模様を描いたものは「麦藁手」と呼ばれる。

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