型染布 鱗文

かたぞめぬの うろこもん

概要

型染布 鱗文

かたぞめぬの うろこもん

染織

木綿/型染

L.333mm, W.244mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

型染は、文様を染める際に、紙・木・金属などの型を用いる染色法で、同じ文様を繰り返し染めることができる。日本では江戸時代以降、型紙と防染糊を使う型染が特に発達した。代表的なものは木綿に藍で染めた中形と呼ばれる浴衣地であろう。大胆な唐草模様を染め抜いた風呂敷も藍型染の典型である。大柄の布は、夜具地や風呂敷に、中形や小紋など小さい柄物は浴衣や仕事着に仕立てた。文様は桜や菊をはじめとする植物文のほかに、鶴・亀などの吉祥文が多い。鱗文は、三角形を連続させた文様。龍や大蛇の鱗を連想させることから、この名で呼ばれ、病魔を排する呪力を持つと信じられてきた。能や歌舞伎では、鬼女や蛇の化身の衣裳の文様に使われる。先の尖った三角を繋いだ文様は鋸歯文と呼ばれ、日本でも弥生時代から銅鐸などに描かれてきた。

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