絣布 扇面に分銅つなぎ文

かすりぬの せんめんにふんどうつなぎもん

概要

絣布 扇面に分銅つなぎ文

かすりぬの せんめんにふんどうつなぎもん

染織

木綿/緯絣

L.995mm, W.325mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

筒描や型染では織り上がった布地の上に糊を置いて防染し、模様を染めるが、糸の状態のうちに模様に合わせて、染めた部分と染めない部分を作り、織り上げた布が絣である。日本では、江戸時代後期から明治時代にかけて、木綿の藍染による絣布が、野良着や蒲団地として盛んに織られた。久留米(福岡県)、伊予(愛媛県)のほか、山陰地方の広瀬や弓ヶ浜が産地として知られている。染めの段階でのにじみ、また織りによる縮みのため模様の輪郭に「かすれ」が生じるが、これが絣特有の昧わいとなっている。緯絣[よこがすり]は、経絣とは反対に、経[たて]糸には無地の糸を使用し、緯[よこ]糸にのみ絣糸を使って模様を織り出した絣。絵画的文様はこの方法で作られ、「絵絣」[えがすり]または「緯総」[よこそう]と呼ばれている。扇は日本人の発明と云われ、平安時代には檜扇が宮廷で用いられていたことが知られている。扇はその形から、末広がりで、発展、繁栄、運勢の広がりをあらわす縁起のよい吉祥文として多くの工芸品に施された。

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