型紙 変り格子文

かたがみ かわりごうしもん

概要

型紙 変り格子文

かたがみ かわりごうしもん

その他

和紙/突彫

彫り寸法:L.249mm, W.406mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

和紙に柿渋で防水加工を施し、文様を彫り抜いた染色用の型である。型染する際には紙を使って生地の上に糯米の糊を置き、染め上がったら糊を洗い流す。こうすると糊を置いた部分が防染されて、文様が白く染め残るのである。江戸小紋や型友禅のほか、中形(ちゅうがた)と呼ばれる木綿浴衣地に模様を付けるためにも使われた。通常は一枚の型紙を順次移動して一反分の連続模様をつけるが、二枚以上の型紙を組み合わせて使うこともある。文様の彫り方としては、突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法が用いられる。これらの型紙は、ほとんどが伊勢湾沿岸の白子(しろこ)、寺家(じげ)一帯で作られており、一般に「伊勢型紙」として知られている。格子は縞模様の一種で、縦縞と横縞を交差させてできる文様。線の太さや本数、配列により様々なバリエーションが生まれる。日本では古来より使われてきた文様だが、江戸時代に縞と共に大流行した。太い線の脇に細い線を添えた「子持格子」、三本線を交差させる「三筋格子」、大きな格子の中に小さな格子を重ねた「翁格子」などがある。

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