高岡御車山・二番町
たかおかみくるまやま・にばんまち
概要
高岡市出身の版画家・尼野和三による高岡御車山・二番町の版画。黒単色の木版画で、3枚の紙に刷ったものを継いでいる。二番町の御車山と、裃姿の子供たちや法被をまとった曳き手たちが中央に配され、上部には御車山の由来が記されている。
「越中高岡御車山/御車山由緒書抜/御所御車/之儀ハ/慶長三年/高徳院様/伏見御在館之節」、「昭和三十三年/一月吉日/板之/尼野和三/1958」、白文方印「和」。高徳院様は前田利家のこと。
額装裏面に「尼野和三の画歴」が貼付されている。これは付属品と同一のもので、付属品「尼野和三のこと」と同じく版画評論家・魚津章夫のホームページを印刷したものである。
・尼野和三(1927~2001)
1927年富山県高岡市に生まれる。高岡工芸学校卒業後まもなく棟方志功に出会い、木版画を始める。1955年頃から団体展に出品。1962年に現代日本美術展で国立近代美術館賞の受賞を初めとして、以後、ノースウエスト国際版画展佳作賞、ルガノ国際版画ビエンナーレ展優秀賞、ザイロン国際木版画展2等賞、東京国際版画ビエンナーレ展佳作賞など受賞相次ぐ。1966年、日本版画協会展を最後にすべての団体から退会。1971年に3年間の予定で渡米。しかし、2001年まで滞在して客死。木版による独創的な日本の抽象画として、海外では高く評価された。渡米時にほとんどの版木を廃棄したため、日本に残された作品は極めて少ない。(魚津章夫ホームページより)
<参考>
ホームページ「魚津章夫の現代版画コレクション」(令和8年4月21日アクセス)
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