伝小窪廃寺塔心礎石

でんおくぼはいじとうしんそせき

概要

伝小窪廃寺塔心礎石

でんおくぼはいじとうしんそせき

石器・石製品類 / 飛鳥 / 奈良 / 富山県

富山県氷見市

飛鳥時代末~奈良時代初め

中・粗粒砂岩

長径172㎝、短径160cm、厚さ59㎝、柱穴直径84㎝

1点

富山県氷見市小久米

氷見市指定文化財(考古資料)

氷見市小窪に所在したと考えられる7世紀末から8世紀初頭の古代寺院、小窪廃寺の塔心礎。
江戸時代、小窪地内の「塔のすま」と称する場所から運び出された。現在は小久米神社の境内に手水鉢として置かれ、「イボ石」と呼ばれる。
この巨石は、小窪廃寺の伽藍を構成した多層塔の心礎と推測され、柱穴の直径から総高30mを超える五重塔の存在が示唆される。
なお、小窪廃寺には隣接して瓦窯が営まれており、現在少量の平瓦、丸瓦が残る。瓦窯自体も小窪瓦窯跡として、窯体の一部が現存する。この小窪瓦窯跡は北陸では珍しく須恵器を焼かない瓦専業窯で、小窪廃寺造営のために瓦工人を招聘して臨時の造瓦工房を設け、造瓦にあたらせたものと考えられる。
当地は越中国射水郡の阿努郷に位置しており、その阿努郷を勢力基盤とした安努(阿努)君氏による造営と推測される。万葉集に射水郡大領として名前が挙がる安努君広嶋もこの一族であろう。

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