村雲切

むらくもぎれ

概要

村雲切

むらくもぎれ

書 / 平安

伝 寂然

彩箋墨書

縦16.5㎝ 横12.9㎝

佐藤芙蓉コレクション

紀貫之の家集「貫之集」を書いた断簡で、元は綴葉装の冊子本であった。京都の冷泉家時雨亭文庫が所蔵する一巻に、藤原定家の書き入れがあることから、もとは定家の所持品であったことがわかる。「新古今」との書き入れが見られることから、定家の書き入れは元久2(1205)年以降のものと考えられる。本品は、貫之集巻第4の和歌を書写している。金銀の切箔を一面に撒いた料紙を用い、背丈の低い丸みを帯びた字形で構成され、独特の雰囲気を醸し出している。筆者を寂然と伝えているが、確証はない。

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