村雲切
むらくもぎれ
概要
紀貫之の家集「貫之集」を書いた断簡で、元は綴葉装の冊子本であった。京都の冷泉家時雨亭文庫が所蔵する一巻に、藤原定家の書き入れがあることから、もとは定家の所持品であったことがわかる。「新古今」との書き入れが見られることから、定家の書き入れは元久2(1205)年以降のものと考えられる。本品は、貫之集巻第4の和歌を書写している。金銀の切箔を一面に撒いた料紙を用い、背丈の低い丸みを帯びた字形で構成され、独特の雰囲気を醸し出している。筆者を寂然と伝えているが、確証はない。
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熊野町美術博物館 筆の里工房文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
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