柿経
こけらきょう
概要
「柿(こけら)」とは「木っ端」の意味。桧などの木の薄片に写経したもので12世紀の遺物が発見されている。一枚の木片に経文を一行ずつ書写し、紐でつなぎ合わせて一巻の写経とする。法華経を書写するものが多く、本品も巻第二の一部を書写したものである。「柿経」は一行ごとに書き手を変えることのできる形態であり、一度の写経に多くの人々が参加することで、仏縁を皆で共有することができる。このような衆人参加型の写経の発生は、当時の民家にける仏教の広まりを示唆するものと考えられる。
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