亀文螺鈿菓子重
かめもんらでんかしじゅう
概要
菓子を入れて運ぶ重ねの容器。井籠[せいろう]、行器とも呼ばれる。外箱付きの菓子重は五段のものが多く、二つで一組になっており、紐を掛けて天秤棒で担ぐようになっている。芝居の顔見世興行では、贔屓筋から贈られた菓子重を積み上げて飾る「積井籠[つみせいろう]」というしきたりがあり、浮世絵にも描かれている。漆塗りが一般的で、蒔絵や漆絵で屋号や紋が描かれ、螺鈿[らでん]を施したものも多い。螺鈿は、奈良時代に唐から伝えられた漆工・木工の加飾法。木地を彫り込んで貝を嵌め込むか、貼り付ける場合がある。
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