熨斗に宝珠文蒔絵饅頭行器

のしにほうじゅもんまきえまんじゅうほかい

概要

熨斗に宝珠文蒔絵饅頭行器

のしにほうじゅもんまきえまんじゅうほかい

漆工

黒漆、朱漆、蒔絵

Dm.340mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

餅、飯、饅頭などの食物を入れて運ぶ容器。もっとも利用されたのは中世期であったが、近世になると実用としてよりも儀式的、形式的なものとなった。神仏に食物を供えることを「ほかい」といい、供物を入れる容器として名がついた。円筒形や丸形、曲物の桶に脚を付けたものなどがある。慶事に饅頭や菓子を入れたものを饅頭行器と呼ぶ。蒔絵は、漆器に施す日本独特の装飾法。漆で文様を描き、漆が乾ききる前に金や銀の粉を筆や筒を使って蒔き付けて文様を表す。基本的な技法として研出蒔絵、平蒔絵、高蒔絵などがある。また、地文[地蒔]として用いた場合、梨子地[なしじ]、平目地と呼ばれる。文様としてあしらわれている熨斗は、元来、鮑の肉をそいで薄くのして乾燥させ、祝事の肴にしたと云われる。鮑は打てばいくらでも「延びる」ため、延寿を意味する。後に贈答品に添えるようになり、また様々な形で表されるようになる吉祥文のひとつである。略した形が熨斗袋や熨斗紙に見られる。

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