半纏 波に碇文

はんてん なみにいかりもん

概要

半纏 波に碇文

はんてん なみにいかりもん

染織 / 佐賀県

佐賀県 鹿島市

木綿/筒描

L.810mm, W.1240mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

腰までの長さの上着の一種で、藍染木綿の単[ひとえ]仕立てが多い。襟、背、腰回りなどに、 家紋や屋号を白く染め抜いたものは、特に印半纏[しるしばんてん]と呼ばれ、 主人があつらえて、使用人や出入りの職人に支給した。また火事場装束として鳶の職人が着たものに火消し半纏がある。これらは防火の目的から表裏二枚の布を剌子でつなぎ厚手にした。表には火消しの組名や役職を染めたが、裏面には龍や蜘蛛など派手な柄を染めたものもある。碇は船を停めておく重りであるが、和船では洋式の碇とは異なり三つ又の碇が使われていた。これを文様としたものは猟師の半纏などにもあるが、出雲地方の藍染めの襁褓(おむつ)に数多く見受けられる。碇は「定着する」、「繋ぎ止める」などの意味から、長寿を願っての事という。

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