色紙
しきし
概要
色紙
しきし
縦27.1×横24.0cm
千代田区隼町4-36 国立劇場
登録番号:74041-274
花柳章太郎コレクション
解説:赤井紀美(東北大学准教授)
独立行政法人日本芸術文化振興会
ファンが花柳章太郎の舞台姿を描き、それを本人に贈ったもので、いわゆるファンアートの類といえる。
付随する手紙によると横浜在住の小林健吉という人物から贈られており、団扇と色紙に描いたものがまとまって残されている。浮世絵の大首絵のような胸像の構図になっており、特に顔が大きくクローズアップされている。流通していた章太郎のブロマイドに構図や表情が似たものが多く、それらを参照して描いたと考えられる。章太郎のふっくらとした顔立ちが強調して描かれているのが特徴である。戦後に描かれたものと思われる。
役名は記されていないが、「通夜物語」(泉鏡花原作)の丁山を彷彿とさせる。大正4年(1915)に初演された本作は昭和11年(1936)5月、章太郎とそのブレーンである川口松太郎によって「新版つや物語」として改作され明治座で上演された。花魁の丁山を芸者の小今と変え、章太郎が演じ好評を得た。章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成10年(1998)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
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