色紙
しきし
概要
色紙
しきし
縦27.1×横24.0cm
千代田区隼町4-31 国立劇場
登録番号:74041-269
花柳章太郎コレクション
解説:赤井紀美(東北大学准教授)
独立行政法人日本芸術文化振興会
ファンが花柳章太郎の舞台姿を描き、それを本人に贈ったもので、いわゆるファンアートの類といえる。
付随する手紙によると横浜在住の小林健吉という人物から贈られており、団扇と色紙に描いたものがまとまって残されている。浮世絵の大首絵のような胸像の構図になっており、特に顔が大きくクローズアップされている。流通していた章太郎のブロマイドに構図や表情が似たものが多く、それらを参照して描いたと考えられる。章太郎のふっくらとした顔立ちが強調して描かれているのが特徴である。戦後に描かれたものと思われる。役名が記されていないが、「鶴八鶴次郎」(川口松太郎作)の鶴八が描かれていると推測される。新派の芸道物を代表する作品で、昭和13年(1938)1月明治座初演。女方を得意とした章太郎が立役(男性の役)で気風のよい姿をみせたが、昭和18年(1943)12月の明治座での再演時には章太郎が鶴八を演じた。章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成10年(1998)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
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