ゲディミナス城れんが
げでぃみなすじょうれんが
概要
1940年にソ連に併合され自治を失っていたリトアニアでは、1980年代後半に民族組織「サユディス」を中心に独立運動が激化した。その象徴的な頂点となったのが、1989年8月23日の「人間の鎖(バルトの道)」である。この歴史的な運動は、13世紀の城塞遺構でありリトアニアのアイデンティティの象徴でもある首都ヴィリニュスのゲディミナス塔の下を起点として開始された。約220万人の市民がエストニアのタリン、ラトビアのリガまで続く約600kmにわたって手をつなぎ、独ソ不可侵条約による併合の不当性と独立への強い意志を世界に示したのである。このゲディミナス塔から始まった連帯の波は、リトアニア共産党の一党独裁放棄やベルリンの壁崩壊へと連鎖し、1990年3月の独立宣言へと至った。翌1991年1月にはソ連軍による武力介入でテレビ塔守備隊に犠牲者が出る悲劇に見舞われたが、市民の非暴力の抵抗と国際社会の支持によって独立の火は消えなかった。同年8月のソ連クーデター失敗を経て、アメリカやソ連国家評議会からも正式に独立を承認されたリトアニアの革命は、バルト3国の主権回復にとどまらず、巨大なソビエト連邦を解体へと導く決定的な引き金となったのである。
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