夜具地 松に羽衣文

やぐじ まつにはごろももん

概要

夜具地 松に羽衣文

やぐじ まつにはごろももん

染織

木綿/筒描

L.1830mm, W.1660mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

袱紗と風呂敷の区別は曖昧だが、方形の布で比較的小さいものは袱紗と呼ばれる。用途としては、風呂敷と同じように物を包むために使用するほか、贈答の際に進物や重箱の上に掛けて使ったり、茶の湯においては茶道具を拭き清めたり、茶碗の出し入れに使う。進物の上に掛けて使うものは特に掛袱紗とも呼ばれる。掛袱紗は羽二重、綸子(りんず)、縮緬などの絹地を袷仕立てにし、四隅に房飾りが付けられている。慶弔の用途に応じて様々な文様や家紋などを刺繍したり、織り込んだ豪華なものが多い。宝尽し文は中国で始まり、日本に伝わった吉祥文のひとつである。縁起がよく福を招くものとして多くのものに施された。「宝」とされる宝珠、宝巻、宝鑰(鍵)、打出の小槌、宝袋、隠蓑や隠笠、丁字、熨斗、分銅などが取り混ぜて描かれる。仏教の諸宝を集めた七宝文や道教の八仙人の持ち物を文様化したものが起源になっていると云われるが、日本に伝来してからは日本的な変化をとげた。一定した文様としての図式があるわけではなく、組合わせなどは地方や時代によって違いをみせる。

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